【未来の判断軸をみんなで掘り起こす】

福岡にて、E-SYSTEMグループさんのパーパス策定ワークショップ第2回をサポートしました。

前回みえてきた「社会の当たり前を支えている」という共通のキーワード。
第2回は、それからさらに深く入い問いを重ねていきました。

過去、一番印象に残っている仕事は何か?
なぜ受けたのか。
なぜ挑戦できたのか。
どんな不安があったのか。
なぜ乗り越えられたのか。

参加者一人ひとりの原体験から出てきた言葉は

「断るという発想がなかった」
「任されたことが嬉しかった」
「正直、不安しかなかった」
「周りの支えがあったから乗り越えられた」
「期待に応えたかった」
「次につながると思った」

そこから見えてきたのは、

挑戦があり、
不安があり、
支えがあり、
経験が積み上がり、
実績となり、
信用となり、
信頼につながってきた

という循環でした。

今回、パーパスコンセプトとして浮かび上がったキーワードは、

「信用・信頼」

過去の実績から生まれる信用。
未来を任せたいと思われる信頼。

この2つを積み上げてきたからこそ、今がある。
そして、この2つをこれからも積み上げ続けることが、未来粗利につながる。

一方で、今回はきれいごとでは済まないリアルも見えてきました。

親会社と子会社という関係性。
経営陣と現場の情報量の差。
グループになるという戸惑い。
それぞれの会社が大切にしてきた歴史や誇り。
“対等”という言葉だけでは整理しきれない、関係性の奥にある感覚。

でも、むしろ私はそれが表に出たことに大きな価値があると感じました。

パーパス策定とは、
空気を読んで美しい言葉に整えることではない。

本当は見えていたけれど、言葉にされてこなかったもの。
なんとなく感じていたけれど、会議では扱われてこなかったもの。
会社ごとの歴史、誇り、違和感、期待、不安。

それらを場に出し、聴き合い、受け止めた先にしか、
本当に使えるパーパスは生まれない。

今回、最終的に1つの言葉に無理やりまとめるのではなく、
各グループで生まれた仮パーパスを、実際の現場判断で使ってみることになります。

迷った時。
相談された時。
断るか受けるか考える時。
若手に任せるか、自分でやってしまうか迷う時。

その判断に、仮パーパスを使ってみる。

しっくりくるのか。
違和感があるのか。
本当に信用・信頼は積み上がるのか。
グループ全体の未来粗利につながるのか。

パーパスは、掲げた瞬間に完成するものではありません。

現場で使われ、
違和感に磨かれ、
判断を変え、
行動を変え、
成果に接続されて、
ようやく“経営のOS”になっていく。

今回の時間は、完成の時間ではなく、
本当の意味でスタートラインに立つ時間だったと思います。

三社が一つになるということは、
同じ色に染まることではない。

それぞれの歴史と専門性を持ち寄り、
一社では応えきれなかった未来に挑むこと。

親子関係を超えて、
上下ではなく、専門性で支え合う関係へ。

自社最適から、グループ最適へ。
過去の信用から、未来の信頼へ。
そして、挑戦から未来粗利へ。

組織が変わる瞬間には、必ず揺れがあります。
でも、その揺れを避けずに対話できる企業は強い。
今回、またその可能性を強く感じました。

ここからが、本番です。

沖縄エリアマネージャー:幸喜穂乃

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