パーパスが「言葉」から「判断軸」に変わり始めた日〜南石開発(株)レポ〜

南石開発株式会社様への伴走支援を実施しました。
今回は、これまでのコンサルティングの中でも
とても大きな意味を持つ回になりました。

なぜなら、仮パーパスをただ整えるのではなく
実際の現場で使ってみた体験やこれまで歩んできた歴史と照らし合わせながら
「これは本当に南石開発らしい言葉なのか?」を問い直す時間になったからです。

前半では、現経営陣と幹部へのインタビューを整理した
「南石開発の転換期(あの日)ストーリー」を共有しました。

・前代未聞の大事故とその対応
・業務資格取消と仕事の激減
・営業経験のない中での新規開拓…

その一つひとつは決して綺麗な話ではなく
むしろ泥臭く、迷いや葛藤に満ちたものでした。

それでも、皆さんのお話から一貫して伝わってきたのは、
「この仲間を信じて、一緒に仕事を続けたい」
「社員や協力会社、その家族の生活を守りたい」

という、とても人間らしい強い想いでした。

後半では、仮パーパスを現場で使ってみた体験をそれぞれが共有。
「新しい挑戦」という言葉にはしっくりきた一方で、
「技術力の向上」「高品質」という表現には
現状のズレや違和感の声が多く出てきました。

この違和感は、否定ではなく、とても大切な発見です。
むしろ、こうしたズレを丁寧に言語化していくことで
南石開発らしい本物のパーパスに近づいていくのだと改めて感じました。

そして今回、とても印象的だったのは皆さんと共有された視点です。
南石開発さんの原点には、
「売上がゼロでも、社員の生活と安全を守った」
という強烈な判断があったこと。

そこにあるのは、会社のためだけではなく、「仲間のため」という軸でした。

この「仲間」という言葉は、南石開発さんのこれまでにも
これからにもつながる重要なキーワードだと思います。

社員だけでなく、協力会社も含めて
共に乗り越えてきた歴史があるからこそ、この会社の強さがある。
それが、今回の対話を通してとても鮮明になりました。

パーパスづくりは、綺麗な言葉をつくることではありません。
現場で使え、判断基準となり、未来の粗利や組織の持続可能性にまでつながっていくもの。

今回の時間は、そのプロセスが確かに前に進んだ手応えのある回でした。
南石開発さんの「らしさ」が、これからどんな言葉になり
どんな行動として現れていくのか。

引き続き、丁寧に伴走していきたいと思います。

沖縄エリアマネージャー・幸喜穂乃

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