先日、沖縄県内でも先進的にSDGsへ取り組まれている
株式会社大成ホーム 様にて、「パーパス体験ワーク」を実施させていただきました。
(株)大成ホーム様は、「おきなわSDGsプラチナパートナー」第1回認証企業の一社です。
この認証制度は、経済・社会・環境の3領域を意識した経営を実践する企業を認証するものであり、沖縄県内でも先駆的な位置づけです。
特に印象的なのは、単なる「社会貢献活動」に留まらず
・ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の普及
・沖縄北部地域への住宅供給
・女性活躍や働きやすい職場づくり
・協力会社も含めた安全・発展への取組
などを、“本業”として進められていることでした。
「SDGsはやっている。でも…」
今回の対話で、特に印象的だったのは、幹部がおっしゃっていたこの言葉です。
「取り組みはやっている。でも、それが経営とどう結びつくのかが難しい」
これは、実は全国の企業でも非常によく聞かれる声です。
SDGsに取り組む企業は増えている。
けれど、
・活動が“CSR止まり”になっている
・社内で温度差がある
・やる意味が見えづらい
・継続性に不安がある
そんな悩みを抱える企業も少なくありません。
しかし、現場には“答え”があったんです。
今回のワークで出てきたのは、立派なスローガンではありません。
むしろ、
・クレームに逃げず向き合った話
・紹介が連鎖した背景
・地域に住宅を届け続ける意味
・「家を売る」のではなく「暮らしを支える」という感覚
そんな、現場のリアルな言葉でした。
でも、それらを丁寧に紐解いていくと、共通して見えてきたものがあります。
それは、
「信頼を積み重ねる姿勢」
「沖縄の暮らしを守る意志」
「地域の未来に関わろうとする責任感」
でした。
“対話ができる会社”には、空気感がある
そして今回、もう一つ強く感じたことがあります。
それは、(株)大成ホームさんの中に
「対話が自然に生まれる空気」が育っていることです。
ワーク中は、経営陣・幹部・現場管理職の皆さんが、役職や立場を超えて、本当に活発に意見交換をされていました。
こちらが時間を気にしなければ、まだまだ話が続きそうなくらい皆さんの言葉が自然と行き交っていたのが印象的でした。
もちろん、どの会社でも意見の違いや葛藤はあります。
しかし、
「まず聞いてみよう」
「それ面白いですね」
「現場では実際こうなんですよ」
といった言葉が飛び交う空気感には、日頃からの関係性や積み重ねが表れていました。
特に印象的だったのは、若手や現場側の声に対して、経営陣がしっかり耳を傾けていたことです。
これは簡単なようで、実はとても難しい。
“言える空気”がある会社は、変化への適応力が高い。
だからこそ、(株)大成ホームさんのSDGsの取り組みは、単なる制度対応ではなく、少しずつ「文化」になり始めているのだと感じました。
SDGsが“活動”で終わる会社と、“経営”になる会社の違い
今回改めて感じたのは、SDGsは「何をやるか」ではなく、 “どう意思決定するか” なのだということです。
例えば、
・なぜZEHを広げるのか
・なぜ北部地域にも住宅を届けるのか
・なぜ働き方改革を進めるのか
これらが単発の活動ではなく、「会社として何を大切にするか」
という判断軸でつながった時、初めて“経営”になる。
私たちが見ている「SDGs経営」の指標
私たちは、SDGs経営が本当に機能しているかを見る一つの指標として
「1時間価値」
という考え方を大切にしています。
これは、
「社員一人ひとりが働く1時間あたり、どれだけ価値を生み出せているか」
という視点です。
もし、
・社員が辞めにくくなり
・判断が揃い
・紹介が増え
・粗利率が上がり
・働きがいが高まる
のであれば、
それはSDGsが“コスト”ではなく「未来への投資」として機能している状態だと言えます。
パーパスは“新しく作るもの”ではない
今回のワークで改めて感じたのは、
パーパスとは、「新しく作るもの」ではなく「すでにある価値に気づくこと」なのだということ。
企業の中には、すでに答えがあります。
・現場の中にある想い。
・積み重ねてきた文化。
・お客様との関係性。
それらを“つなぎ直す”ことで、会社は一段進化していく。
そんな時間になりました。
沖縄には、まだまだ素晴らしい企業がたくさんあります。
だからこそ、
「SDGsをやる」から
「SDGsで経営が強くなる」へ。
そんな企業が、これからもっと増えていくことを願っています。
沖縄エリアマネージャー 幸喜穂乃
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